皆さんは医師転職サイトに登録して転職活動をしているとき、「ここの医師転職サイトは要らないから退会しようかな?」なんて考えたことはありますか?
あるいは転職した後に、医師転職サイトの登録をそのままにしておくべきなのか退会すべきなのかって意外と悩みがちですよね。
どちらが正解とかはないのですが、個人的には医師転職サイトは不要であれば退会すべきだと考えています。
今回はその理由や退会に伴うメリット・デメリットなんかを述べてみようかと思います。
- 医師転職サイトって退会できるの?
- 医師転職サイトの退会を考えるタイミング
- 医師転職サイトを退会するメリット
- 医師転職サイトを退会するデメリット
- 医師転職サイトを退会する方法は?
- 医師転職サイトの退会についてメリット・デメリットを考えるまとめ
医師転職サイトって退会できるの?
医師の転職サイトの役割が終わる時とは?
医師転職サイトやバイト求人サイトは登録することにより、豊富な求人を紹介してもらうことができ、また自分のキャリアや開業についての相談や、医療機関の面接用に履歴書・面接対策などをしてくれたりと、様々な方面で医師を手助けしてくれ強い味方となります。
これだけ手助けしてくれるのは、彼らも決してボランティアでやってくれているわけではなく、純粋に「医師の転職で動くお金が大きいから」という理由が一番でしょう。
そう、彼らもビジネスなので当然です笑
しかし医師の転職が完了した後にしばらく経過を追うと、医師転職サイトのエージェントには役割がなくなります。
非常勤バイトを探す場合やすぐに再転職を考える場合などは、そのまま継続した関係であることも多いですが、まあ後者は特にありえないですよね 笑
では医師転職サイトに登録しておくメリットがなくなったときに何を考えるかというと医師転職サイトを退会するかどうか?ということになるのです。
医師転職サイトの退会は簡単
医師転職サイトに登録してしまうと、医師という顧客を逃さないために「退会の時に異常に引き止められる」とか、「退会に関する手続きが死ぬほど煩雑」だったりするのかというと、実は全くそんなことはありません。
「色々理由はあるけれど、やっぱり退会したいな」って思った時には、医師は医師転職サイトの登録を自由に退会することができます。
また医師転職サイトに登録する時は無料で登録したと思いますが、では就職しないまま退会すると違約金が発生したりするのでは…?なんてこともなく、いとも容易く退会できてしまいます。
思ったよりもあっさりしているので拍子抜けしてしまうほどです 笑
医師転職サイトの退会を考えるタイミング
医師転職サイトに登録した後、常勤でも非常勤でもとにかく転職活動を行っていくわけですが、その中で医師が医師転職サイトを退会したいと考えるタイミングはだいたい2つあります。
どのようなパターンに分けられるかというと
- 転職に関するサポートに対して不満がある
- 転職に成功したため不要になった
というパターンになります。
それではそれぞれについて考えてみましょう。
転職に関するサポートに対して不満がある
転職に関するサポートに対しての不満と一括りにしていますが、これにも大きく分けてパターンが2つあるので検討が必要となります。
大きくパターン分けすると、
- 自分の希望する転職条件に合う求人案件が少ない
- 医師転職サイトのエージェント自体の問題
なんてものが特に多い印象です。
ただ、これに関してはある程度対処も可能となってきますので、順に説明しましょう。
自分の希望する転職条件に合う求人案件が少ない
医師転職サイトに掲載されている求人の絶対数が少ない場合
そもそもサイト自体に掲載されている医師の求人数が少ない、あまり名の知られていないマイナー医師転職サイトなんかに登録をした場合などは、求人案件の絶対数が少ない場合もあり、その場合は自分の力ではどうしようもありません。
そういう医師転職サイトは掲載料が比較的大手より安めに設定されていることが多く、あまり資金のない医療機関などがそこにだけ求人案件を掲載したりなどして、結果的に独自の求人案件が掲載されているという結果になる場合もあります。
しかしザッと見て、それさえ自分が望むような求人案件がない場合はいっそのこと退会してしまうのも一つの手でしょう。
手広く登録しまくって、数の暴力で求人案件を探すこともある程度効果はありますが、ゴミみたいな質の医師転職サイトに20も30も登録するより、ある程度の質が保たれているサイトに10個でも登録する方が圧倒的に有利に働きます。
そもそも多すぎると、エージェントを管理するのに難渋することになります。
自分の希望条件が相場よりシビアに設定されている場合
これは前述した「医師転職サイトに掲載されている数が少ない」というものよりは、多少柔軟に対応することができます。
もしも複数の医師転職サイトに登録していて、「医師転職サイトAでは希望する条件に合った求人案件がないが、他の医師転職サイトでは希望に合った求人案件がいくつも存在する」という場合、医師転職サイトAはサイトに掲載している求人案件自体が少ない可能性があると判断しても良いでしょう。
これがなんども起こる場合、医師転職サイトAは前述した「医師転職サイトに掲載されている数が少ない」の項目に従って、退会してしまっても問題ないかと考えます。
一方で、「Aでも希望する条件にあった求人案件がないが、他の医師転職サイトでも存在しない」という場合が問題になります。
この場合に考えて欲しいのは「あなたが希望する条件は適正なのか」ということです。
例えば医師転職サイトで「週3勤務で年収5000万円以上、残業・当直なし」なんて検索しても1000%求人案件が出てこないことは常識的に考えればわかりますよね?
もちろんこれは極端な例になりますが、自分の希望条件を少し下げるだけでいきなり検索で引っかかる量が増えた、なんてことは山ほどあります。
土日祝日休みではなく平日休みにしてみたり、最低希望給与額を少し下げてみたりして求人案件の幅を広げると、意外と思わぬ案件が見つかることもあります。
人によって様々な転職希望条件はあると思いますが、あなたの望む条件の求人案件が見つからない場合は、自分の転職条件を一度見直してみるのも、退会を決意する前には是非試してもらいたい手法です。
是非試してもらって、それでもダメなら.....まあうん、退会も仕方ないね。
医師転職サイトのエージェント自体の問題
次にあるのがエージェント自体の問題です。
これに関しては
- エージェントの仕事内容に納得がいかない場合
- エージェントの仕事内容はいいが、キャラクターが自分と合わない場合
という2パターンがあると思います。
ただ、この2つのパターンに関しても、いきなり退会をしてしまうのは少々早計かなと思います。
まず、「エージェントの変更」を試してみて、それでも合わないならば退会するというのが順序的には良いかもしれません。
え?担当エージェントをチェンジしろとかなんか感じ悪くない?と思いがちですが、医師転職サイトにとっては転職の成果を生み出さなければ、それに伴ったお金も当然発生しないので、できる限り善処してくれますし、嫌な顔も基本的にしません。
ただ担当エージェントに「お前気に食わんからやめるわ!!!」なんて伝えるのは完全におかしな人なので、ひっそりと問い合わせフォームで向こうに伝えるようにしましょう。
僕も一度だけエージェントの変更をお願いしたことがありますが、かなり迅速に対応していただくことができました。
ただエージェントを変更しても、妙に面接を急かしてきたり、やっぱりここのエージェントの方針とかに対して納得いかない!なんて場合は、そもそも医師転職サイトの運営会社自体がそういう方針で、エージェントに均一化された教育を施している場合もあります。
その場合は何度チェンジしようが自体は何も変わりませんので、退会という選択肢を選ぶのが吉でしょう。
医師転職サイトを退会するメリット
医師転職サイトを退会する最大のメリットはとは何かというと、「連絡がこなくなる」というものでしょう。
医師転職サイトやエージェントからは
- 希望条件に沿った定期的な求人案件メール
- エージェントからの求人案件提示メール
- エージェントからの現在の状況などについて問い合わせメール
- 転職後のフォローアップメール
- 再転職希望などがないかの確認メール
などなど、実に多くの連絡が届きます。
これらに対して何か興味があるのならばもちろん有意義な情報となりますので、ずっとやりとりをし続けるのが良いでしょう。
しかし全く興味がない、あるいは他の医師転職サイトから送られて来るものとほとんど変わらない(もしくはむしろ劣っている)ような場合に、医師転職サイトの登録数の整理の意味で退会するというのは、自分が扱える情報を整理するという意味でも有用でしょう。
転職に関する情報はできるだけ多く集めたほうがいいと当ブログでは再三言ってきましたが、情報が多すぎて処理しきれないレベルまで扱うのはかえって良くありません。
医師転職サイトを退会するデメリット
一方で医師転職サイトを退会するデメリットは何かというと
- 医師の求人案件を得ることができる窓口が一つ消える
- 登録した個人情報・希望条件などのデータが全て消える
ということでしょう。
医師の求人案件を得ることができる窓口が一つ消える
前述させていただきましたが、医師転職サイトからの情報が自分にとって少しでも有意義なものである場合、退会してしまうのは少々もったいないと思います。
その転職サイトやエージェントから送られてくる情報が全く利益のない、もはや迷惑メールと同等の存在価値になってしまったら退会することをお勧めします笑
他記事で書かせていただきましたが、基本的には医師の転職での医師転職サイト利用の鉄則は「複数登録して使えるエージェントを厳選して残していく手法」です。
厳選によって不要と判断した医師転職サイトは、様子を見ながら退会していくほうがスマートでしょう。
登録した個人情報・希望条件などのデータが全て消える
医師転職サイトに登録するときは自分の個人情報をある程度入力する必要があります。
またたくさんの希望条件などもエージェントに伝えることとなるのですが、医師転職サイトを退会することによって、これらの登録した全てのデータは全て削除されます。
つまりデータを不動産会社に悪用されたりなんてことも心配しなくて大丈夫なのです。
しかし逆にいうと、消されてしまった登録データは二度と復活できませんので、例えばよく年にもう一度転職を試みたいので再登録させてほしい!と医師転職サイトに登録しても、以前のデータはまるで残っていないので、もう一度最初から登録し直しとなってしまいます。
まあただ、登録自体は1分程度で終わるような簡単なものではありますし、履歴書や希望条件などはテンプレート化してPCに保存しておけば、次回もスッと出すことが可能ではあるので、正直そこまで気にしなくていいと思います。
医師転職サイトを退会する方法は?
もう医師転職サイトやエージェントが自分にとって必要なくなった!と思ったときに、医師転職サイトを退会するためにはどのような手順を踏むのが良いのでしょうか?
もちろんそのまま放置してしまっては退会扱いにはならず、いつまでもメールや電話などの連絡が来ることとなります。
医師転職サイトの退会方法は、各サイトによって退会の方法が異なる場合も存在するので、詳しくは各医師転職サイトの「よくある質問」などを参照すると良いでしょう。
転職を成功させた場合などは、担当のエージェントに「医師転職サイトを退会したい」という旨を伝えれば、あとは勝手にやっておいてくれる場合もあります。
退会すると決めたからには、ちゃんと退会できるようやり遂げよう!
個人的には医師転職サイトは不要なら退会するべき!
実際、医師転職サイトを利用しない間も退会せずにとっておく派と、用が済んだらさっさと退会する派とどちらもいるとは思いますが、個人的にはさっさと退会する派です。
理由としては
- 再利用するとしても新しいエージェントと知り合いたい
- メールが何社からも来るのは鬱陶しい
- なんかメールを送ってくれる労力とか勿体無いし申し訳ない
というだけです笑
エージェントと知り合うのは、数は多い方が得だと思っています。
実際転職活動でお世話になって、その時に優秀だと思ったエージェントに関しては、ちゃんと名刺を保管して医師転職サイトの登録とは別に連絡を取ったりしています。
その時に再登録していて別エージェントが新しくついていても、キャラクターや仕事内容が自分とあまり合わなければ、「以前の担当に変えたい」といって指名をすれば済みます。
色々整理整頓して管理したい性格なので、僕は退会しています。
医師転職サイトの退会についてメリット・デメリットを考えるまとめ
上記について簡単にまとめてみました。
まあ簡単にいうと、デメリットは大したことないし、再登録もさほど手間ではないので一度退会してしまった方が楽だとは思います!
必要になったらまた再登録しましょう!全然それで事足ります!