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医師の非常勤バイトの求人数や給与の相場を診療科・地域から考える

医師の非常勤バイトの求人数や給与の相場を診療科・地域から考える!医師転職サイトから非常勤のバイトを始めよう!
定期非常勤でのバイト勤務をしたことがないという医師は、かなり割合としては少ないのではないでしょうか?

それほどまでに医師の中では非常勤バイトというものは、生活の中で切っても切り離せない存在となっています。

今回はその非常勤バイトの重要な要素である「給与」について、診療科や地域という面から考察してみたいと考えます。

非常勤バイトで働く医師が最も重視するのは何か?

定期非常勤バイトで一番重視されるのは「給与」

皆さんは定期非常勤のバイトをするとき、あるいはバイトを探すときに非常勤バイトの求人内容のどこを特に重視して探すでしょうか?

僕は基本的に

  1. 給与
  2. 勤務内容
  3. 場所

という形で優先順位をつけて、バイトの求人案件を見るようにしています。

ちなみにこの順位づけは、リクルートドクターズキャリア が実施したアンケート調査においても、非常勤勤務を希望する医師が重視する項目は「給与(40.3%)」「勤務内容(39.3%)」となっており、全体のおよそ80%を占める結果となっています。

なぜ医師は「給与」をもっとも重視するのか?

なぜ医師が定期非常勤でのバイト勤務で、特に「給与」というものを重要視するのでしょうか?

その理由としては2つ考えられます。

  • 常勤の給与が低いため非常勤で稼がなければならない
  • 定期非常勤は常勤よりもやりがいを感じにくい

というものです。

常勤の給与が低いため非常勤で稼がなければならない

これは今の日本の医療上仕方がないといえば仕方がないのですが、診療報酬が低い→医療機関の売り上げが上がらない→給与も上がらないという負のスパイラルが多くの医療機関で見られます。

また医療機関は潰れるわけにはいかず、売り上げが悪いとその分をさらに医療従事者を働かせることによって取り戻そうとするわけです。

すると給与は上がっていないのにどんどん仕事は増えていくという最悪のパターンに突入し、「仕事内容の割にお金が全く良くない」ということになるわけです。

そのため、常勤勤務の低い給与を補うように非常勤勤務のバイトをしなければ、そもそも生活が成り立たなくなってくるのです。

定期非常勤は常勤よりもやりがいを感じにくい

常勤での勤務は毎日患者に接して管理をする形になり、またそのほかに研究や論文などに時間を費やして日々を過ごすことになります。

一方、定期非常勤のバイトはそれだけを取り出して見ると、週に1度しか患者と接することがない、ということになります。

しかも入院患者を毎日管理したりするようなこともないため、医療を行う密度は低い傾向になります。

そうするとよほど他の重要なファクターがない限り、やりがいを感じることは難しくなってくるのではないでしょうか。

やりがいが感じられないならば打算的に行動するべきであろう、ということで給与を重視するというのはあると思います。

定期非常勤バイトの時給相場について考える

定期非常勤の時給に関しては、地域は診療科によって若干の差はあるものの、相場はおよそ1万円前後であると言われています。

つまり9時〜17時まで勤務したとすると、8時間 × 1万円で日給8万円となります。

診療科別の非常勤バイトの給与を考える

前章の「常勤の給与が低いため非常勤で稼がなければならない」では、診療報酬が低い→医療機関の売り上げが上がらない→給与も上がらないという負のスパイラルが多くの医療機関で見られるということについて触れました。

これは医療業界すべてに共通する内容で、定期非常勤でのバイトでももちろん適応される形になります。

そのため給与を診療科別に見て見ると、比較的に時給が高いのは整形外科や麻酔科・産婦人科、訪問診療などがまず挙げられます。

次いで精神科、眼科、小児科、美容外科・美容皮膚科なども非常勤バイトの相場である時給1万円よりも、若干高めに設定されている傾向にあります。

逆に誰でもできるような勤務や患者数が少ない外来などは、収益自体がそもそも低くなってしまうため、必然的に非常勤バイト医師の給与も低めに設定されることとなります。

毎回赤字を出すわけにはいきませんからね!

ちなみに医療機関という枠で見て見ると、病院でのバイトよりもクリニックでの勤務の方が比較的待遇が良い傾向が見られます。

これも同じ理由となり、純粋に病院よりもクリニックなどの方が収益性が高いということが理由として挙げられます。

地域別の非常勤バイトの給与を考える

それでは今度はエリアごとで給与の差があるかどうかを考察見てみましょう。

医師の非常勤バイトにおいて、地域ごとの給与の差というものはもちろん存在し、傾向としては医師が基本的に不足しているエリアでは必然的に報酬も髙くなる傾向にあります。

それでは北から順番にエリア別給与について考察していきましょう。

北海道・東北エリアの非常勤バイトの給与相場

北海道や東北地方に関しては報酬が比較的高めに設定されており、平均時給はおよそ1万円程度となっていますが、その中でも北海道はさらに若干高く設定されています。

理由としては患者数に対する医師数が不足しているため、確保のために止むを得ず高めの報酬を設定しているのではないかと考えます。

年末年始などのバイトではこれを利用して、北海道などで4泊5日の勤務などをして荒稼ぎして帰ってくる医師も少なくありません 笑

関東エリアの非常勤バイトの給与相場

関東エリアではそもそも医師の人数も多いのですが、東京23区や横浜などの都心部では時給1万円が相場となっています。

しかし栃木や群馬などの北関東エリアや、埼玉、千葉などは、東京に医師を持って行かれているせいか、患者数に対して医師数が少ない傾向にあり、その分時給はやや高めに設定されている傾向にあります。

これらのエリアでは時給1万〜1.5万円くらいに設定されていることが多くなります。

信越・北陸エリアの非常勤バイトの給与相場

信越エリアや北陸エリアの時給相場は、時給1万円程度となっています。

医師人口の多い首都圏から比較的アクセスのしやすい長野県などは相場よりも少し高く、時給1万円以上の求人が多くみられます。

患者数に対して医師数が不足しており、また金額次第では都内からの人材確保もできるという面から給与が高めに設定されていると考えます。

東海エリアの非常勤バイトの給与相場

東海エリアの時給相場は、時給1万円程度となっております。

この中では静岡県は東京や神奈川から医師を引っ張ってこれる可能性もあり、非常勤バイトの時給も高めに設定されています。

さらに高額に設定されているのは三重県で、こちらも患者数に対して医師の数が不足しており、愛知県か大阪府から医師を引っ張ってこようと時給が高めに設定されている傾向にあります。

愛知県は大学病院なども多く医師の人数も豊富であるためか、時給自体は相場程度かそれよりも若干低めに設定されています。

関西エリアの非常勤バイトの給与相場

基本的に東日本に比べて、西日本は給与の相場が安くなっていく傾向にあると感じます。

そのため関西エリアでは給与相場が平均約9000円程度と全国平均を下回る結果となっています。

その中で比較的高いのはまず大阪府で、給与の相場としては時給9500円程度となっております。

また、和歌山県奈良県も患者数に対する医師数不足で、比較的時給は高めに設定されておりますが、それでも東日本の時給相場には及びません。

中国・四国エリアの非常勤バイトの給与相場

中国・四国エリアでは平均的な時給はさらに下がる傾向にあり、およそ8800円程度が平均的な時給となっております。

その中で比較的時給が高額に設定されているのは岡山県広島県になり、平均では時給9000円程度であると考えられます。

香川など岡山や広島方面に対してアクセスが良い地域の医師は、瀬戸内海を渡ってバイトに向かうということも検討してみても良いかもしれません。

九州・沖縄エリアの非常勤バイトの給与相場

九州・沖縄エリアの時給の平均は約8800円程度となっております。

医師の人気が高いのはやはり都心部である福岡県となっており、代わりに鹿児島県など九州南部の地方が患者数に対して医師数が不足している傾向にあります。

そのためか鹿児島などの時給は九州全体での平均的な時給と比較して五百円程度高めに設定される傾向にあります。 

定期非常勤バイトの求人数について考える

非常勤バイトの求人数が多い診療科は?

一般的な診療科では内科と整形外科の非常勤バイトの募集数が多い

次に診療科ごとのバイト求人募集数を見てみましょう。

バイトの募集数に関しては内科が圧倒的に多くなっており、次に整形外科などが位置します。

内科に関しては幅も以上に広くなっており、専門性の高い内科外来というよりも総合診療的な外来を求められることがほとんどになります。

もちろん内科と一括りにされているため、そもそもの医師の絶対数も多く、バイト求人ともマッチングしやすい環境にあります。

整形外科も医師数は非常に多く、収益性も高いためか病院・クリニック問わず求人案件が常にインターネット上で容易に見つけることができます。

訪問診療も非常勤バイトの数は豊富

訪問診療も求人数も人気もある非常勤バイトの一つです。

以前に診療報酬が大幅に引き下げられた時は、募集数が減少しましたが現在では求人数自体は以前と同等に存在していると考えます。

勤務内容としては施設に訪問して簡単な内科診察と処方を行うようなものから、胃瘻や人工呼吸器まで取り扱うようなものまで多種にわたります。

診察ごとに施設や居宅間の移動が挟まれるため息抜きになることや、需要が多いことなどから、若手から年配まで様々な年齢層の医師が勤務しています。

一部の自由診療なども非常勤バイト求人数は増加傾向

また、近年では脱毛やAGAなどの外来の求人数も増加傾向にあります。

このジャンルは勢いもすごくた店舗経営をするクリニックが非常に多いため、医師数が慢性的に足りていない状況にあります。

業務内容としてもマニュアル化されたカウンセリングや処方が多い業務であるため、精神的・肉体的負担も軽く、また勤務地が人口の多そうなターミナル駅に多いことも魅力として挙げられます。

医師が欲しい上に業務内容も専門性が高いわけではないため未経験者も勤務可能であることが多くなっています。

若手の医師や将来美容を目指す医師、ある程度ゆったりとした業務を望む医師が集まる印象です。

非常勤バイトの求人数が少ない診療科は?

 

外科医という枠での非常勤バイトは少ない

バイトの内容にも関係してくる話ではありますが、「外科医として手術をする」というバイトは基本的に少ない傾向にあります。

考えられる理由としては、

  • 非常勤バイトとして雇う医師の技量が採用前に評価困難であること
  • 執刀医が術後の患者管理をすることが難しいこと

などが挙げられます。

そのため、手術に入る非常勤バイト募集があったとしても、大体は助手としての参加になります。

どうしても非常勤バイトでも執刀したい!という医師は、自分が以前勤務していてスタッフの知り合いが多い病院などに交渉を持って行ってみてはいかがでしょうか!

周りのスタッフや医師が慣れている場合などは、受け入れてくれる可能性も少なくありません。

人気が高いため相対的に求人数が少ない診療科

非常勤バイトの中には人気が高すぎてすぐに充足してしまうため、逆に求人が見当たらない診療科も存在します。

例えば未経験での美容バイトや消化器内科の内視鏡バイト、産業医などがこれに当たります。

スキルを磨くことができるため人気が高いものの、如何せん募集自体が少なく、見つけてもすぐに求人自体がなくなってしまいます。

産業医もそもそもの求人がかなり少なく、常に希望する医師が溢れている状態です。

医師の非常勤バイトの求人数や給与相場を診療科・地域から考えるまとめ

定期非常勤のバイトは診療科や地域によって、ある程度求人や給与のばらつきがあります。

医師によっては、転職などを考える場合に、地域性などを考えて転勤もしてしまう場合もありますよね。

自分の求めるものを非常勤バイトで満たすために、しっかりと考えた上で勤務を組むようにしましょう。

医療機関は求人募集を出す際は、多くの医師に見てもらう必要があるために医師転職サイトに求人を掲載することがほとんどです。

自分の専門科やエリアを考慮した上で、非常勤のバイトに対する希望条件をしっかり決めて、エージェントと交渉してみましょう。

エリアを広げれば給与が上昇する場合も少なからずありますので、何を一番優先したいかなどはしっかり伝えるようにしましょうね。

医師転職サイトを利用する際は、絶対に複数登録がお勧めとなります。

早めに行動して、いい求人をおさえれるようにしましょうね!

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