
フリーランス医師と常勤医、どちらが正解なのか?
この問いに「万人にとっての答え」はありませんが、転職を考える際に医師が悩みやすいテーマです。
働き方の自由度、収入の考え方、雇用の安定性など、何を重視するかによって、最適な選択は大きく変わります。
本記事では、現役フリーランス医師である筆者の実体験をもとに、フリーランス医師と常勤医の違いを整理し、それぞれに向いている医師の特徴を具体的に解説します
フリーランス整形外科医としての転職経験をもとに、医師転職、非常勤勤務、スポット求人など、医師キャリア領域に関する情報を発信しています。
医師の退局・退職サポート実績は延べ1000件以上以上あり、医師転職やバイトに関して、m3.com、MedPeer、AERAなど様々なメディアで連載、掲載経験もあります。
この記事でわかること
フリーランス医師と常勤医の違いとは?
そもそもフリーランス医師とはどんな働き方か?
フリーランス医師は複数の病院と非常勤として雇用契約を結び、働くというスタイルの就業形態をとります。
基本的には外来や内視鏡などの手技、企業健診などの産業医業務などをうまく組み合わせて働くことが多くなります。
また技術が優れている外科医などでは、非常勤として手術などをする場合もあります。
常勤医として働く場合の基本的な特徴
常勤医は特定の病院と雇用契約を結び、その病院で週に4〜6日程度勤務する就業形態です。
これに追加して月に4回程度当直に入るのが一般的となります。
病院で勤務する場合、病棟、外来がメインの労働の場となり、+手術、手技などが診療科によって追加されます。
そのほかに抄読会、カンファレンス、勉強会、医局会などなど、業務以外にもやるべきことはたくさんあります。
働き方・収入・安定性の違いを比較
勤務日数・勤務時間の自由度の違い
フリーランスにおける勤務の時間や日数に関しては、各医療機関との契約によって大きく変わります。
また、同じ医療機関で毎日働く事もほぼないため、開始時間や終了時間が日によって違うなどということもよくあります。
勤務時間などは雇用契約によって定められており、多少の残業が発生することはあっても、夜中まで残って仕事をしなければならない...なんてことはまずありません。
もちろん契約によっては当直や、夜間に呼び出しのある勤務形態にすることも可能です。
自分の裁量で日数や時間を調整できるのが最大の魅力です。
一方常勤として働く場合は、単一の医療機関で働くため、終了時間は業務内容に依存する形になります。
勤務時間外の労働も発生することがありますし、契約の時点で取り決めない限りほとんどのケースで当直業務や夜間のオンコール業務なども存在します。
また前述した通り、抄読会、カンファレンス、勉強会、医局会などなど、自分の業務を終えたとしても、その後にやるべきことは山積みとなります。
皆さんもご存知の通り、医師の過剰な労働が問題となるのは、常勤医がほとんどです。
常勤医の勤務日数に関しては、契約した病院で週に4〜6日程度勤務することになり、これに追加して月に4回程度当直に入るのが一般的となります。
また場合によっては、研究日に非常勤バイトに行ったりすることも可能です。
勤務医の場合、自分で労働日数を調節することはなかなか困難でしょう。
収入の考え方と年収の振れ幅
フリーランス医師も常勤医も、給与は診療科や地域によってある程度幅があります。
フリーランスの場合、基本的に給与は日給制もしくは時給制であることが多く、ほとんどの場合は時給1万円を下回ることはありません。
医師が不足している地域やより高い知識や技術を求められる領域では、さらに時給が高くなることもあります。
年間働く予定の日数と日給を掛け合わせてあげれば、簡易な年収計算ができます
一方常勤医の年収に関しては、厚生労働省が2021年11月に発表した「第23回医療経済実態調査 (医療機関等調査)報告(令和3年実施)」によると、病院勤務医の平均年収は1,467万8,978円(平均給料年額1,314万7,020円+賞与153万1,958円)でした。
アルバイトが可能な場合が多いので、週に1~2日ほど非常勤バイトに行く医師も多く見られます。
給与自体は常勤医の給与などと比較した場合、ぱっと見フリーランス医師が上回るケースも見られますが、常勤医の場合は役職手当や残業代、アルバイト、福利厚生などがあるため単純比較は注意が必要です。
筆者は常勤の給与と比較する場合は、常勤の年収は×1.3倍くらいしてフリーランスの給与試算と比較するようにしています。
雇用の安定性とリスクの違い
常勤医は病院と雇用契約を締結して働くことになります。
基本的に医師を雇用する医療機関側としても、医師がコロコロ変わることは望ましくないので、よほどのことがない限り常勤医がクビを切られることはないでしょう。
医局派遣などで赴任する場合は、数年程度で派遣先を変更されることも少なくなく、特に学年が若い時にこの傾向は顕著にみられます。
そのため雇用は極めて安定的であると考えて良いでしょう。
一方、フリーランスは常勤での雇用と比較すると、解雇や雇い止めのリスクが高い区なります。
その文安定感は乏しいと言っても過言ではないでしょう。
経営難や常勤医の補充に伴うものが多く、基本的に抵抗しても最終的にはどうしようもないことがほとんどです。
もちろん事前に解雇や雇い止めの通告をしてくれるのですが、やはり解雇や雇い止めとなると新しい勤務先を探す必要が出てきます。
即座に医師転職サイトなどを利用して、出来るだけブランクが生まれないようにうまく立ち回るようにしましょう。
フリーランス医師が向いている医師の特徴
フリーランスが最も得意とするのは「ワークライフバランスをうまく調節する」ということです。
就業時間や日数、給与など、ワークライフバランスを考える上で大切な条件を全て自分で比較・検討できることが強みになります。
例えば趣味に時間を使いたい、副業をしたい、育児・介護などに時間を割きたいなどなど時間の融通をきかせたり、医局をやめて短期間でがっつりお金を稼ぎたい場合などっは、まさにフリーランスとして働くことを検討すべきでしょう。
実は一時的なケースを含めると、フリーランスを選択される先生はかなりの数います。
常勤医が向いている医師
常勤医として勤務することは、医師としての知識や経験、手術や手技などの技術、研究など自己研鑽を続けスキルアップを図りたいときにオススメです。
難しい症例や専門性の高い症例などにも触れることが多く、学会参加や論文執筆などのための補助も出るため、専門医・認定医取得や論文発表などにも有利になるでしょう。
雇用的にも安定しているため、家庭がある先生などは常勤として働く方が向いているでしょう。
また金融機関からのローンなども通りやすい傾向にあります。
フリーランス医師と常勤医比較解説まとめ
フリーランスとして働くことと常勤医として働くことには、どちらにもメリット・デメリットが存在します。
自分が今何が必要なのか、将来定に何が必要になるのかということを考え、自分の将来のキャリアをしっかりと考えるようにしましょう!
また、一度どちらかに進んだとしても、その後方針を変更することも可能です。
あまり不安になって転職自体が全くできないなんてことにならないようにしましょう。
常勤医として転職したい場合
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非常勤医としての仕事を探したい場合
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