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フリーランスとして医師が働き始める上で絶対に注意すべきポイント7つ

フリーランスとして医師が働き始める上で絶対に注意すべきポイント7つ
フリーランスの医師についてインターネットで調べると、いいことも悪いことも実に様々書いてあります。 

大手転職メディアから適当に一般人がマネタイズのために書いた医師転職系のブログまで、実に内容の振れ幅は大きいです。 

しかし実際に仕事を組む上で気をつけなければならない注意点などは、フリーランスでの生活を経験した医師にしかわかりません。  

今回は僕が体験したことをつらつらと書いていこうと思います。 

無茶な勤務の組み方をしない

フリーランスの勤務の組み方は多彩

一言にフリーランスの医師といっても、働き方や考え方は色々あります。  

例えば 

  • 勤務を限界まで敷き詰めて、できるだけお金を稼ぎたい 
  • お金はそこまで求めず、とにかくゆったりした勤務がいい 
  • 週の半分だけ働き、残り半分で旅行などを楽しみたい 

などなど、どれも個人の自由ですし、どれも働き方として間違いではありません。 

そしてフリーランスという勤務体系では、どの働き方も実現可能なところが最大の魅力です。  

ただどの働き方に対しても共通して言えることが一つあります。 

それは「無茶な勤務の組み方はしない」ということです。 

どういうこと?と思われる方に、細かく説明しましょう。 

無茶な非常勤バイトの組み方例

例えば勤務を限界まで敷き詰めて、できるだけお金を稼ぎたいタイプでも、限界まで敷き詰めすぎて休暇が全くない...なんてことになってしまうと生活していく上で非常に疲弊します。 

僕もフリーランス一年目はこのタイプで、めちゃくちゃやる気に満ち溢れていましたが、月日を重ねるごとに疲労がどんどんたまり、結果として勤務を詰め込みすぎてかなりしんどい思いをしました。 

なにせ常勤時代とほぼ時間的には変わらず働いていましたからね笑 

また、お金はそこまで求めず、とにかくゆったりした勤務がいいタイプや、週の半分だけ働き、残り半分で旅行などを楽しみたいタイプでも、今度は逆に仕事を減らしすぎてお金に困ったりするパターンもあります。 

結局どこかで無理が生じていると、半年位してくるとジワジワと苦しくなってきます。 

勤務の詰めすぎもよくないですし、お金を蔑ろにして生活が困るのもよくないですので、適度な勤務日数で仕事を組むようにしましょう。

自分の身体を一番に考えよう 

自分が無理して潰れてしまったり、体調を壊してしまっては、勤務ができなくなります。

そうすると当然ながらお金も稼げなくなるし、暇ができたとしてももて余してしまうだけになり本末転倒ですよね。 

フリーランスで働いていく上で健康というものは何よりも大切です。

自分の代わりがいない場合、急な病欠が許されない場合もあります。

くれぐれも自分が潰れてしまわないようにだけは常々心がけましょう。 

最初から非常勤のアルバイト勤務を詰めすぎない

非常勤バイトを詰めすぎてはいけない理由

前章の「勤務を限界まで敷き詰めて、できるだけお金を稼ぎたい」と燃えても、休暇がないと疲労が溜まって潰れてしまう、という話と少しだけ違う話になります。 

俺はめちゃくちゃ稼ぎたいんだ!!と燃えるのは全然構いません。 

ですが基本的に、フリーランスの生活を始めるに当たって、最初から週6勤務とか当直を週2回非常勤のアルバイトとして契約するのはオススメしません。 

仕事がないと困るだろ!と思うかもしれませんが、理由として 

  • スポットバイトでいい案件が回って来る時がある 
  • 定期非常勤でのアルバイトは勤務が休みにくい 
  • プライベートが充実した時に困る 

などが考えられます。 

休暇にバイトは入れるのは楽だが、バイトを休暇にするのは困難

スポットバイトでいい案件を見つけたとしても、もしもあなたに暇な日がなければ勤務することはできません。 

定期非常勤で勤務する場合、状況によっては休暇取得が極めて難しい医療機関もあります。 

ほんとは有給休暇も法的には存在しますが、そんなものもちろんくれません笑 

また、お金を使って旅行に行こうなんて思っても、休みが取れないなんてことになりかねないのです。 

基本的に少ない勤務日数に対してスポットでのバイトを入れる方が、非常勤勤務を敷きつけたところに休暇をねじ込むよりも負担は少ないかと考えます。 

ただ、この世の中には非常勤バイトでも医師の人数が多かったりなどで、比較的休暇を取りやすい職場もありますので、 そのような場合は勤務を定期的に入れてしまっても良いかもしれません。 

まあただ、求人案件を見てそこを判別するのはかなり難しいですので覚悟して臨みましょう笑 

自宅から遠い非常勤バイトばかり選ばない

遠い非常勤バイトは給与が良い

定期非常勤でのアルバイトはある傾向があります。 

それは「都心部から離れると給与などの条件が良くなりやすい」というものです。 

そのため都心部に住んでいると給与が安いから、郊外で非常勤バイトを契約しようと考える先生も少なくありません。 

というか僕もそう考えております。 

しかし普段の勤務の通勤時間は短ければ短いに越したことはありません。 

もちろん、安い給料で働けということではありませんが、ある程度給与と距離とを天秤にかけても良いと思います。 

どっちが高給なバイト?

例えば 

  1. 9時〜17時勤務 8万円(時給1万円)で通勤時間が片道30分 
  2. 9時〜17時勤務 10万円(時給1.25万円)で通勤時間が片道2時間 

これを並べてみると、勤務時間に対する時給では2の方が時給1.25万円と高額になっています。 

しかし通勤時間を足して考えるとどうでしょうか? 

1.は計9時間のため時給約0.89万円となり、2.は計12時間のため時給約0.83万円となります。 

金額自体は大きくても拘束される時間が長ければ、このような結果になります。 

また、そもそも通勤時間が片道2時間は相当しんどいです笑 

最悪でも1時間以内としておくほうが、疲労が溜まりにくくおすすめです。 

遠方すぎるバイト勤務も疲れる

また求人案件の中には、新幹線や飛行機を利用するものや、前泊などの宿泊が伴うような遠方の勤務もあります。

しかしこれも最初から毎週定期なんかで入れるのは絶対にやめましょう。 

僕は月に1度だけ地方での当直を入れておりましたが、月に1度程度ならば気晴らしになってちょうどよかったと思います。 

まあ結局めんどくさくてやめてしまったのですが....。 

あと気をつけて欲しいのは、この新幹線や飛行機などの移動費用や前泊などのホテル代が医療機関から支給されるのか、あるいは全額自腹なのかは絶対に確認してください。

かなり金額が変わりますので、これを見落とすのは遠隔地勤務にとって致命傷と言っても過言ではないでしょう。

非常勤バイトの勤務内容をよく確認して選ぶ

日給が高いバイトの落とし穴?

医師転職サイトやバイト求人サイトを見ていて、ふと求人を見たときに日給で書いてあると、「ここ相場よりいいのでは?」といい案件が見つかることがありますよね。  

しかしここですぐにその求人案件に食いつかず、落ち着いて勤務時間と給与をみて欲しいのです。 

よく見てみると給与自体は日給で見ると額面としては高いものの、実は勤務時間が8時半〜19時までだったり、あるいはお昼休憩が1時間しかなかったりする場合があります。

  1. 9時〜17時勤務 8万円(休憩3時間) 
  2. 9時〜19時勤務 11万円(休憩1時間) 

この二つの場合、パッと見た額面は2.の方が多く見えますよね?

では2.の案件の方が1.の案件より全ての面で優っているのでしょうか?

バイトの実働時間で給与を考えることも重要

では休憩時間を引いて計算してみると、1.時給1.6万円、2.時給約1.22万円となり、実は実働時間だけで考えた時給を見ると結果が違って見えるわけです

実際に1日単価で考えるか、時間単価で考えるかは、個人の考え方次第なのでどちらが正解というものはありません。

しかしこの考え方はたとえ1日単価が高い方がいいと考える場合でも知っておいて欲しいとは思います。 

求人を見たときは必ず実働時間と時間給を一度は計算して、吟味するようにしましょう!

フリーランスの個人交渉はメリット小・デメリット大

フリーランスの医師が個人交渉をするときとは?

仕事を探す時に医師転職サイトやバイト求人サイトを挟まないと、基本的には個人交渉をせざるを得ません。

例を挙げると、医療機関のホームページから直接応募した場合、知り合いに医療機関を紹介してもらった場合、エージェントに紹介してもらった求人案件の医療機関と裏取引する場合(やっちゃダメです!)などがこれに当たります。

個人交渉の場合、エージェントがサポートしてくれる場合と何が違うのでしょうか?

個人交渉のメリット

非常勤バイトを探す上での個人交渉の最大のメリットは、医師転職サイトやバイト求人サイトを介していないので、手数料を取られる事がないという事です。 

つまり交渉次第ではその分給与が上がるかもしれないのです。 

ただこれに関しては絶対上がるという保証はありませんし、20%も30%も給与が上がることは絶対にありません。 

基本的には転職支援会社は20%程度の手数料を医療機関側から徴収するとされています。つまりそれよりも安い額でないとはなから交渉にならないのは一目瞭然です。 

ただ、この交渉を初対面の医療機関に話するのは正直なところ結構勇気のある行為だと思います笑 

僕はこの交渉をフリーランスになるに当たって5回ほどトライしてみましたが、全て失敗しました。 

よく考えてみたらいきなり給与の値上げを要求してくる医師って、ちょっとヤバめのオーラを感じますよね笑

まあうまく言ったという話もちらほら聞きますので、絶対に雇ってもらいたい!という本命の医療機関以外にはダメもとで話を持ちかけてみてもいいかもしれません。

個人交渉のデメリット

非常勤のアルバイトを探す上での最大のデメリットは、自分を守ってくれる存在がないということです。 

つまり、もしも医療機関とトラブルになった場合は全て自分で対処しなければならないということになります。 

例えば医師転職サイトやバイト求人サイトを通して求人案件を紹介してもらったのに、医療機関側から「転職支援会社を抜いた裏交渉」を持ちかけられる場合もあります。 

これは医師と医療機関が制約しなかったことにしておいて、裏で雇用契約を結んで仲介手数料を支払わないという狡猾なやり方になり、実際に持ちかけてくる医療機関も少なくありません。 

そしてこのような場合、医師に口止めの意味合いも兼ねて給与の上昇を提案してきます。  

確かに給与はだいたい上がるのですが、この方法、というかこの手法を提案してくる医療機関に就職するのはオススメしません。 

 まず医師転職サイトに後々バレると、今後困った時にエージェントを再度利用しようとしても求人案件紹介してもらえなくなる可能性があります。  

これはフリーランスにとって大きなデメリットとなります。 

また知っておいて欲しいことは、「そういう小狡いことする医療機関が、自分に対して同様に欺いてこない保証はない」ということです。 

こういう医療機関は、いざという時にこちらのことも平気で裏切ってきます。 

実際に契約の場になると以前話していた内容と話が違うなんてことや、いざ働くと契約書に書かれている勤務内容と実務が違うなどなど、様々僕は経験しました。  

フリーランスは医局などの後ろ盾もなく極めて立場が弱いため、第三者を証人のように挟むのは、被害を被らないために必須です。 

エージェントは転職・交渉の経験も豊富な場合が多いため、大人しく求人案件を紹介されて契約まで黙ってお世話されているいる方が、かえって得することが多いです。

【関連記事】医師が個人交渉で契約する場合に絶対に気をつけるべきこと  

非常勤契約の際は必ず雇用契約書を作成する

フリーランスの医師は法律を知ろう

では個人交渉する場合は常に騙されるリスクに怯えて過ごさなければならないのでしょうか? 

そんなことはありません。 

そのような事態を防いでくれる大きな味方は「法律」です。 

法律を正しく理解しておき、自分が不利な交渉を強いられないように動く必要があります。 

労働条件通知書と雇用契約

労働基準法というものを皆さん聞いたことがあるでしょうか? 

労働基準法第15条には「労働条件通知書」というものの作成や交付が義務付けられております。 

これは雇用条件を記載した書類になり、契約の際は雇用主から被雇用者へ交付しなければならないとされています。 

この種類は重要な書類なのですが、双方の同意を示す署名は必要ありません。 

そのため契約の際には、必ず雇用契約書の作成をお勧めします。 

非常勤契約時に雇用契約書を作ろう

今まで常勤での就職や非常勤やスポットでのアルバイト勤務など、医師として様々経験されてきたかと思いますが、毎回雇用契約書は作成していましたか?

確かに...言われてみれば作ったことがない!法律違反だ!と思うかもしれませんが、実はこれ法律違反ではありません。

法的には雇用条件通知書の交付は必須なのですが、雇用契約書の作成に関しては定められていないのです。

そのためかはわかりませんが、医療業界は意外と契約書作成しない場合がよくあります。 

僕も医局派遣の定期非常勤やスポットバイトなどでは、今思えば雇用契約書を作成してない場合も多々ありました。

ただ医局などに所属していた場合は、雇用側には「医局から人を派遣してもらっている」、「何かすれば派遣を切られるかもしれない」と言う弱みがあります。 

そのため雇用契約書がなくても、相手がこちらに強く出てくることもなく、問題なく勤務できていた場合が多いのです 

つまり医局がバックについているとトラブルを抱えずに済むことが多いですが、フリーランスはバックにつく組織なんてものありませんのでトラブルになるといとも容易く揉めます笑 

もしも雇用契約書をもらえそうにない場合はしつこく請求しましょう。  

【関連記事】
転職・バイトをするために労働条件通知書と雇用契約書について知ろう!

医師の転職で絶対に雇用契約書が必要な理由

【体験談】僕が転職で雇用契約書を作成しなかった為に失敗した話

自分が今までいた所属先を大切にする

フリーランスになった後の元所属先との関わり

フリーランスになると今まで所属していた医局や医療機関から解放されます。 

やっと自由になれたと開放感を楽しむ方が多いかと思いますが、医師と医療機関との関係が完全に切れるわけではありません。

例えば元所属先と比較的近くで働く場合は、患者の紹介をしあったり、自分が何かあった時に相談することなどもできます。

遠くで働く場合でも学会などでよく出会います。

意外と関わりってあるんですよ!

印象良く辞めるためには? 

辞める時に喧嘩別れみたいな感じになってしまった場合、元所属先の医師たちからあまりいい印象を持たれず、後々関係が悪くなる場合も少なくありません。 

ここらへんは職場の辞め方によっても印象は大きく違います。 

自分のわがままばかりを通さず、ちゃんと筋を通して仕事を辞めれば、そのあとも優しく接してくれる方が多いです。  

辞めた後もフリーランスとして関わる

フリーランスになって意外だなと思ったのは、意外と辞めた医局から仕事を回してもらえることも多いということです。 

医局もなかなか人員が充足しておらず、人手に困っている場合なんかは、自在に動けるフリーランスの医師が意外とうまく使われることもあります。 

お互いWin-Win関係ですよね! 

辞めた後も僕は同門会などにも積極的に参加しております。 

医師間のつながりは絶対に大切にしましょう。 

ついでに仕事を辞めてフリーランスになる医師がいれば、快く迎え入れてあげましょう笑  

フリーランス医師が働き始める上での注意まとめ

とりあえず思いついたものをまとめてみました!

自分が思っているよりも、フリーランスとして働く上での落とし穴はたくさんあります。

このような知識はフリーランス同士で共有できると最高ですよね。 

これもあるぞ!って思いついたら是非教えてくださいね!

気をつけることがわかったら早速定期非常勤バイトやスポットバイトを探してみましょう! 

定期非常勤としての仕事を探したい場合

リクルートドクターズキャリア 

・マイナビDOCTOR(首都圏のみ)

・医師バイトドットコム 

・ドクターキャスト

・ドクタービジョン 

・MedPeerキャリア 

・エムスリーキャリア 

・民間医局 

が上から順におすすめ!

スポットバイトを探したい場合

・医師バイトドットコム 

・民間医局 

・Dr.アルなび 

・MCドクターズネット 

が上から順におすすめ!