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非常勤やスポットでのバイトを組み合わせて医師が休暇を作る方法

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非常勤やスポットでのバイトを組み合わせて医師が休暇を作る方法!常勤も可能!バイト医生活最高

休暇というものがないと、働いていても体力的にも持たないし、なによりなぜ働いているのか疑問に感じてしまったりしますよね。 

非常勤バイトやスポットバイトなどのアルバイトを中心に生活すると、常勤で勤務している時よりも休暇を増やすことができます。 

一体どのように休暇を作っていけるのかを今回は考えてみましょう。  

医師の休暇はどの程度あるのか?

常勤の医師はどのような働き方をしているのか

一般的に常勤として働く医師の大半は、週5〜6日程度は常勤先の医療機関や定期非常勤バイトなどで勤務をしていますよね。 

それとは別に勤務医には、病棟の急変などに電話や駆けつけて対応する「オンコール」や、夜通し救急対応をする「当直」なんかが別にプラスされます。

そのため、実際に完全に何もない休暇はかなり少なくなるのは、みなさんも経験してよくわかっていることでしょう。 

僕の勤務医時代を今振り返ってみても、月に1〜3日程度しかオンコールなどもない完全なフリーの休暇はなかったように記憶しています。 

常勤の医師は有給休暇も消化できていない現状

医師ももちろん労働者になりますので、有給休暇が法的に定められています。 

法律は「労働基準法第39条」で、ここには労働者の年次有給休暇に関する規定が定められております。 

有給休暇が取得できるのは、 

  • 入社日から6ヶ月が経過していること 
  • 全労働日の8割以上出社していること 

という条件があり、これは常勤・非常勤バイトのどちらの場合でも、条件を満たしていれば法に則って有給休暇が付与されることになります。 

付与された有給休暇は労働基準法で、雇用主が被雇用者に必ず与えなければならない休暇とされていますが、実際に日数通り休めているのでしょうか? 

ではここで、医師が1年間に実際に取得した有給休暇の日数をみてみましょう。 

労働政策研究・研修機構が行った「勤務医の就労実態と意識に関する調査」では、

  • 4~6日 25.8% 
  • 1~3日 24.9% 
  • 0日 22.3% 

引用:https://www.jil.go.jp/institute/research/2012/documents/0102.pdf

という順になっています。 

ご覧の通り、付与された有給休暇の日数は、医師はほとんど消化できてないということになりますね。 

QOL重視の医師は非常勤・スポットバイト生活が最高

常勤勤務の医師は平日休みを作りにくい

常勤として働く医師は、週に何日働くなどはすべて決められています。 

美容や土日も開院しているクリニックなどで勤務している勤務医以外は、なかなか平日休みを作るのは難しいでしょう。 

厳密にいうと研究日があったりするんですが、だいたい非常勤バイトなんか入れている先生が多いですよね。 

非常勤のアルバイトをしなければその分だけ休暇は増えるのですが、非常勤バイトの給与をあてにして生きている医師も少ないので、なかなかアルバイトを削るのは難しいかもしれません。 

アルバイト中心だと平日休みを作りやすい

常勤で勤務していると平日の休みを作りにくいことは、前章の「常勤勤務の医師は平日休みを作りにくい」にて説明させていただきました。

それでは非常勤やスポットなどのアルバイトを組み合わせたフリーランスのような働き方の場合はどうなのでしょうか? 

アルバイトを組み合わせるフリーランス生活は、自分の思うがままに仕事が組めるため、例えば「木曜日は絶対に休みにしたい!」なんて希望があれば、木曜日に定期非常勤のバイトをいれなければいいだけなのです。 

そのため休暇を自分の意思で作りやすく、それに伴って予定も立てやすいというのが最大のメリットになります。 

特に海外旅行が好きな医師などは、一度はアルバイト中心の生活にシフトして、旅をしまくりたい!なんて考える人も少なくありません。 

ただ休みを増やせば増やすほど、収入も比例して減少してしまいますので、しっかりと収入と支出を考えてバイトの勤務を組むようにしましょう。 

非常勤やスポットのバイトの組み方を考える

何を目的にバイトを組むのか考えよう

非常勤バイトやスポットのアルバイトの組み合わせ方は無限に存在します。 

そのため組み方に関しては、まず自分自身が生活に何を求めているのかをしっかり考える必要があります。 

できるだけ仕事を入れてお金を稼ぎたいのか、休暇をしっかり作りたいのか、休暇を作る場合はなぜ休暇を必要とするのかなどを考えないといけません。 

休暇を無駄に作っても、結局することがなくて逆に困ってしまいます。 

旅行なり育児や介護なり、するべきこと・やりたいことを考えて、必要な分だけ休暇を用意するようにしましょう。 

詳細に非常勤・スポットバイトの組み方を考える

自分が生活において何を労働に求めているか、前章の「何を目的にバイトを組むのか考えよう」で考えていただきましたが、目的は定まりましたか? 

これを元に、自分には非常勤バイトが必要なのか、スポットバイトをどう考えるかなどを考える必要があります。 

まずバリバリ働いてお金を稼ぐ場合は必然的に定期非常勤を多く敷き詰める必要があります。 

スポットでのアルバイトは基本的に非常勤のアルバイトよりも単価が低く設定されている場合が多く、また勤務を確実に抑えることができる保証もないため、「ガツガツお金を稼ぎたい、暇なんていらない」場合には不向きでしょう。 

場合によっては当直バイトなんかもやってみてもいいかと思います。 

一方、今回のテーマである休暇が欲しい場合は 

  • 週何日、非常勤バイトで働くのか 
  • スポットバイトは入れるのか 
  • 定期の休日を何曜日に設定するのか 
  • さらに変則的な勤務形態で働くか 

ということをまず考える必要があります。 

今回のテーマのように「休暇を作る」ということを重視する場合は、勤務をガツガツ入れる時よりも比較的組み方の自由度が高くなります。 

具体的な勤務の組み方については、後の「具体的に医師のバイトの組み方を考える」の章で述べます。 

うまく仕事を組み合わせることによって、自分の求めているものに近づけるように頑張りましょう。 

非常勤とスポットバイト、どちら中心に組む?

休暇を作る上での非常勤バイトの考え方

非常勤を中心に組んで働く上で考えなければならないことはなんでしょうか? 

非常勤のアルバイトを中心に生活すると、 

  • 常勤よりかは仕事の安定性はないものの給与は上昇 
  • スポットバイト中心の生活よりは自由度は下がるが給与も高く安定

という風に比較して考えることができます。 

もしも非常勤バイトでずっと入っている医療機関に常勤医が新しく採用になった場合、非常勤バイトを雇っているメリットが医療機関側にない限り、契約を切られてしまう可能性があります。 

その点では常勤勤務と比較して安定性がないと表現しています。 

まあ非常勤バイト中心の生活は普通に生きていれば定期的に仕事が入るため、ある程度休みが取りにくくなる分、仕事が見つからない!なんて困難に陥ることは減ります。 

休暇を作る上でのスポットバイトの考え方

一方スポットバイト中心で生活するとどうなるでしょうか? 

常勤勤務・非常勤アルバイトのみの勤務と比べて、圧倒的な強さを発揮するのは自由度です。 

もしもスポットバイトのみで生活を考えると、基本的に何もしなければ仕事のない日々がベースの生活となります。 

もちろん働かないと給与も発生せず無一文になってしまいますので、仕事を探して詰め込みまくるというスタンスになりますが、それでも仕事がみつからない時は強制的にお休みになります。 

ただ休みたいと思ったら自分で仕事を入れなければいいだけと、バイトをするか否かという裁量権が完全にこちらサイドにあるので、休みを作る上では最強でしょう。 

生活が困窮しないだけの額は、頑張って稼ぐようにはしましょうね笑 

具体的に医師のバイトの組み方を考える

非常勤バイト・スポットバイトはどう配分する? 

前章の「休暇を作る上での非常勤バイトの考え方」、「休暇を作る上でのスポットバイトの考え方」の考え方を踏まえた上で、どう組めばいいのかを考えてみましょう。 

基本的には医師としての収入が多少なりとも安定するように、非常勤でのアルバイトを中心に組む方法をオススメはします。 
それをベースにして、組み方に柔軟さを求める医師ほど、非常勤バイトの日数を減らしてスポットでのバイト中心の生活に近づけていくのが良いでしょう。 

非常勤バイト・スポットバイトの双方のメリット・デメリットをしっかり考えて組む必要がありますね。 

非常勤バイト・スポットバイトの組み合わせ例

週5日〜7日非常勤バイト勤務+αで勤務

この方法はバリバリお金を稼ぎたい医師にとっては非常に有効な手段となりますが、休暇を作るという今回のテーマから考えると不適切ではあります。 

勤務を詰め込んでとpに各お金を稼ぐのも良いですが、そのお金を使う目的が明確にない場合などは、ある日突然「自分は何のためにこんなに頑張って働いているんだろう?」と気持ちが変化してしまうこともあります。 

そう、僕は非常勤バイト週5.5日+当直月1回で働いていましたが、途中で気持ちが変化してしまいました。 

そのため、翌年以降はこれから書かせていただくような緩めの生活にシフトしていっています。 

週4日非常勤バイト勤務で週3休暇

今回提示する中ではなかなか安定もしてるし、休暇もしっかり作れる勤務方法になります。 

週3の休日は例えば「木・土日定休」なんて形で飛び石の休日を作ることによって、週の前半の疲労を溜め込まないように配慮しても構いません

もしくは思い切って「金土日定休」なんていう3連休にすると、ある程度の海外旅行などもかなりいきやすくなることでしょう。 

この勤務形態をベースにして仕事をして、仕事量が足りないと感じた場合は非常勤勤務を追加して、前章「週5日〜7日非常勤バイト勤務+αで勤務」のように働いてもいいでしょう。 

様子を見てから非常勤バイトを追加するのと、最初からフルスロットルで週5日〜7日非常勤バイト勤務を入れるのとでは、自分の中の加減がわかりやすいので無理なく増やすことができるでしょう。 

また、スポットでのアルバイトを1日追加してみて、週4日非常勤バイト+必要時スポットバイト追加という形にすると、スポットバイトが詰め込めない可能性が減ったり、いつもと違う勤務が入ることでちょっとした気晴らしになったりと、良い方向に作用する上に生活が安定するでしょう! 

隔週や月1の定期非常勤バイトを組み合わせて毎月1週間以上休む

これは1〜3週間程度のまとまった休みが欲しい医師向けの働き方で、少し変則的な働き方になります。 

例えば第1・3・5週のみの非常勤バイト勤務を週7日でいれて勤務したとすると、第1・3・5週週は全て働いて、第2・4週は丸々1週間ずつ休みになりますね。 

同様に、月1の定期非常勤バイトを14日連続で入れると、その後2週間は丸々おやすみという具合になりますし、7日連続だけに留めれば、その後3週間がお休みになります。 

これだけ長期間のお休みがあると、ある程度しっかりと違うことができますね。 

例えば別に仕事があってそちらが月末そちらが忙しいことが多いので仕事を月末のみ外す何てことや、休みをとにかく作って毎月海外へしっかり旅行に行く、なんて芸当も可能になります。 

常勤勤務・定期非常勤バイトを半年契約、残り半年を休暇に

契約自体は実は1年間丸々しなくても、雇用主・被雇用者共に同意があれば半年などで契約することお可能にはなります。 

つまり半年契約という契約では常勤勤務も非常勤でのバイト勤務も半年で綺麗に打ち切られますので、残りの半年は医師としての仕事は全く無しになります。 

僕の周りだと例えば長期休みを取って世界一周を目指すような医師などでは、この手法を取った方が複数名います。 

どうしてもしっかり時間を取らないとできないことをやるという意味では、この手法はいいかもしれませんね。 

何に時間を費やすのかをしっかり考えた上で契約するようにしましょう。 

スポットのバイトのみで自由な勤務

いわゆるフリーター医とかバイト医とか呼ばれる生き方がこれに該当します。 

この手法は前章「非常勤バイト・スポットバイトはどう配分する? 」でも軽く触れさせていただきましたが、自由度が一番高い勤務方法であると同時に、難易度もやや高めの生活方法ではないか?と考えます。 

前述した通り、仕事を入れなければ基本的には全てお休みになります。 

この働き方の最大の苦悩は、「スポットバイトだけで自分が希望する通り綺麗にスケジュールを埋めることができるのか、という点でしょう。 

仕事をしっかり押さえることができないと、働きたくてもなかなか働けないという状況になってしまうので注意が必要です。 

やはり非常勤でのアルバイトを少し入れたほうがいいのではないでしょうか? 

医師の仕事をせずに全て休暇に

この働き方をみなさんはご存知でしょうか? 

無敵です。 

なんでも好きにできます。 

これは世間一般ではNEETと呼ばれるものですが、金銭的に余裕があり、かつその1年でやりたいことが明確にある場合のみお勧めすることができます。 

余談ですが、病気などで働きたくても働けなくなってしまった場合もここに分類されてしまう可能性があります。 

しかし病気でなかなかうまく働くことができない場合は、自分の無理ない範囲で勤務を調整するということも、エージェントなどをうまく使いって医療機関としっかり調整して同意を得ることができれば可能になります。 

非常勤やスポットバイトを組み合わせて医師が休暇を作る方法まとめ

非常勤バイトやスポットでのアルバイトをうまく組み合わせて、しっかりとした休暇を作るということに着目して考察してきました。 

非常勤やスポットでのアルバイトはうまく組み合わせることにより、休暇をかなり自由に作ることができます。 

休む目的をしっかり考えた上で、収入と休暇のバランスをしっかり考えて勤務を組んでみましょう! 

また、半年契約などのと変則的な勤務は、非常勤バイトのみならず、常勤でもある程度融通が聞く場合もありますので、医療機関や医師転職サイトのエージェントとよく相談してみましょう。  

非常勤医としての仕事を探したい場合

リクルートドクターズキャリア 

・医師転職ドットコム 

・マイナビDOCTOR(関東・中部・関西のみ)

・民間医局 

・ドクターキャスト

が上から順におすすめ!

スポットバイトを探したい場合

・民間医局 

・医師バイトドットコム 

・MCドクターズネット 

が上から順におすすめ!