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フリーランス医師の年収を医師の年収に対するアンケートから考える

フリーランス医師の年収や給料を、医師の年収に対するアンケートから考える!高額!
フリーランスの医師という存在について、おぼろげに存在は知っている医師も多いとは思います。

しかし実際の収入などに関しては非常に幅も広く、イメージしにくいのが現状です。

今回はフリーランスの医師の収入についてイメージしやすいように、医師の一般的な年収・給料について医師転職ドットコム 医師バイトドットコム を運営するメディウェルが実施した医師1,855名のアンケート結果から、医師の最新の年収事情に絡めて解説したいと思います。

参考:https://www.dr-10.com/lab/questionnaire-on-doctors-income/

アンケート回答した医師の現在の所属は?

今回メディウェルが施行したアンケートで回答した医師1,855名の医師の勤務状況は、

大学病院       15.3%

病院(大学病院以外) 55.8%

クリニック(勤務医) 16.1%

クリニック(開業医)  5.9%

企業          2.9%

介護施設        1.0%

休職中         1.3%

その他         1.6%

となっております。

病院(大学病院以外)に勤務する医師が55.8%と最も多くなっており、次にクリニック(勤務医)が16.1%、大学病院の勤務医が15.3%と続いております。

次項以降のアンケートでは、休職中を除いた医師を対象に検証されています。

なお、このアンケートの中にフリーランス医師がいるかは不明です。

アルバイトや副業も含めた現在の医師の年収は?

医師全体の年収(非常勤・スポットバイト・副業含む)

アルバイト・副業込みの医師の年収に関するアンケートは以下の通りになります。

800万円未満               7.5%

800万円以上1,000万円未満      7.4%

1,000万円以上1,200万円未満    9.5%

1,200万円以上1,400万円未満    9.9%

1,400万円以上1,600万円未満   12.9%

1,600万円以上1,800万円未満   12.7%

1,800万円以上2,000万円未満   10.3%

2,000万円以上2,200万円未満   11.1%

2,200万円以上2,400万円未満    3.8%

2,400万円以上2,600万円未満    4.2%

2,600万円以上2,800万円未満    2.5%

2,800万円以上3,000万円未満    2.4%

3,000万円以上             5.8%

分布を見ると、1,400~1,600万円が12.9%と最も多くなり、僅差で1,600~1,800万円が12.7%という結果となっています。

ちなみに年収の中央値は1,700万円とのことです。

この分布を見ると2,200万円未満までの年収帯が比較的多い傾向となるのがわかります。

2,200万円以上の年収を得ている医師は合計すると18.7%となり、およそ5人に1人以下の存在であることがわかります。

しかし一方では、年収3,000万円以上の収入を得ている医師は、全体の5.8%となっており、2,200万円以上稼ぐ医師の中で約30%以上を占める存在となります。

男性医師の年収(非常勤・スポットバイト・副業含む)

アルバイト・副業込みの医師の年収を男性のみでわけたものが以下になります。

800万円未満               3.8%

800万円以上1,000万円未満      4.9%

1,000万円以上1,200万円未満    8.2%

1,200万円以上1,400万円未満    9.3%

1,400万円以上1,600万円未満   13.6%

1,600万円以上1,800万円未満   13.8%

1,800万円以上2,000万円未満   11.9%

2,000万円以上2,200万円未満   12.4%

2,200万円以上2,400万円未満    4.5%

2,400万円以上2,600万円未満    4.9%

2,600万円以上2,800万円未満    2.9%

2,800万円以上3,000万円未満    2.9%

3,000万円以上             6.9%

男性医師だけにフォーカスを当てて見てみると、年収は1,600~1,800万円の年収帯が13.8%と最も多くなっております。

また1,400〜1,600万円も13.6%とほぼ同程度の割合となっております。

年収中央値は1,700万円となっております。

女性医師の年収(非常勤・スポットバイト・副業含む)

アルバイト・副業込みの医師の年収を女性のみでわけたものが以下になります。

800万円未満              22.0%

800万円以上1,000万円未満     17.2%

1,000万円以上1,200万円未満   14.7%

1,200万円以上1,400万円未満   12.6%

1,400万円以上1,600万円未満   10.2%

1,600万円以上1,800万円未満    8.3%

1,800万円以上2,000万円未満    4.0%

2,000万円以上2,200万円未満    5.9%

2,200万円以上2,400万円未満    0.8%

2,400万円以上2,600万円未満    1.1%

2,600万円以上2,800万円未満    0.8%

2,800万円以上3,000万円未満    0.5%

3,000万円以上             1.9%

女性医師の場合、800万円未満の年収の層が22.0%と最も多い結果となっております。

次に多いのが800~1,000万円が17.2%と次に多く見られています。

年収の中央値は1,100万円となっており、男性医師と比べるとおよそ600万円ほど平均年収が低くなっております。

女性医師の方が年収が低くなっている理由としては、

  • アンケート回答者の平均年齢が男性より女性の方が10歳若い
  • 育児や出産などの事情により勤務時間・勤務日数が比較的少なくなっている

などが挙げられます。

主たる勤務先のみでの医師の年収はいくらか?

それではアルバイト・副業を除いた主たる勤務先のみでの医師の年収はいくらになるのでしょうか?回答では、下表のような結果になりました。

アルバイトや副業を除いた医師の年収は?

ではアルバイト・副業を除いた場合、医師の年収はどの程度のものなのでしょうか?

800万円未満              22.7%

800万円以上1,000万円未満     10.0%

1,000万円以上1,200万円未満   10.3%

1,200万円以上1,400万円未満    9.3%

1,400万円以上1,600万円未満   12.7%

1,600万円以上1,800万円未満   11.1%

1,800万円以上2,000万円未満    8.8%

2,000万円以上2,200万円未満    6.3%

2,200万円以上2,400万円未満    1.8%

2,400万円以上2,600万円未満    2.3%

2,600万円以上2,800万円未満    1.3%

2,800万円以上3,000万円未満    0.7%

3,000万円以上             2.7%

アルバイトや副業を除き、常勤先のみでの収入についてアンケートを取った結果、最も多い収入層は800万円未満で22.7%という結果になりました。

年収の中央値は1,300万円となっており、アルバイト・副業を含む年収中央値と比較をすると、400万円ほど収入が低くなっています。

つまり逆に考えると、医師のバイトや副業の平均収入はおよそ400万円となり、医師の収入においてアルバイトや副業がいかに重要になるかがおわかりいただけるかと思います。

医師の年収についてのアンケートからわかること

これまでに医師の年収の中央値は1,700万円であり、アルバイトや副業を除いた場合の年収の中央値は1,300万円だということがわかりました。

単純に引き算をすると医師のアルバイトや副業の平均収入は、およそ400万円となります。

このことからは、医師の収入においてアルバイトや副業がいかに重要になるかがおわかりいただけるかと思います。

このアルバイトや副業の平均収入400万円を、1年間の定期非常勤アルバイトの回数で逆算していくと、アルバイトの平均的な日給はおよそ8万円程度であることが推測されます。

これは非常勤アルバイトの平均的な相場からも逸脱しておらず、まあまあ正しいのではないかと考えます。

フリーランス医師の年収について考える

それではここからはフリーランスの年収について少し考えて見ましょう。

フリーランスの働き方は定期非常勤 × αとなり、平均日給と勤務日数がわかればザッと年収が計算できてしまいます。

順に計算してみましょう。

年間の勤務日の日数を計算する

フリーランスの医師として、週に何日働くかは個人の裁量によります。

今回は月曜から金曜日の平日のみ(祝日を除く)で勤務するという、少し緩めの条件で計算してみたいと思います。

今回この記事を執筆しているのは2019年なので、2020年度の平日の日数を計算してみたいと思います。

2020年度の祝日の日数は、

・2020年

4月29日(水)  昭和の日

5月3日(日)   憲法記念日

5月4日(月)   みどりの日

5月5日(火)   こどもの日

5月6日(水)   振替休日

7月23日(木)  海の日

7月24日(金)  スポーツの日

8月10日(月)  山の日

9月21日(月)  敬老の日

9月22日(日)  秋分の日

11月3日(火)  文化の日

11月23日(月) 勤労感謝の日

・2021年

1月1日(金)   元旦

1月11日(月)  成人の日

2月11日(木)  建国記念の日

2月23日(火)  天皇誕生日

3月20日(土)  春分の日

となります。

2020年度の祝日と振替休日は計17日となります。

これに土日の105日を足した結果、2020年度の土日祝日は120日となります。

年末年始、夏季休暇をそれぞれ3日ずつ取ったと考えると、仕事がオフの日は126日となり、逆算することにより勤務日は239日となります。

非常勤バイトの勤務日数からフリーランスの年収を計算

それでは前項の「年間の勤務日の日数を計算する」ではじき出された、土日祝+年末年始+夏季休暇以外の日数である239日を使って、フリーランス医師の年収を試算してみることにしましょう。

日給8万円の非常勤アルバイトの場合

まず最初に「医師の年収についてのアンケートからわかること」の項目で扱った、日給8万円から当てはめていこうと思います。

日給8万円の定期非常勤バイトのみでフリーランス勤務をした場合、

日給8万円 × 239日=1912万円

と試算されます。

「医師全体の年収(アルバイト・副業含む)」の表に当てはめて考えると、週5以下の勤務日数でありながら、医師の平均年収の中央値を超えていることがわかります。

日給10万円の非常勤アルバイトの場合

では求人でも比較的多い日給10万円で考えると

日給10万円 × 239日=2390万円

と試算されます。

「医師全体の年収(アルバイト・副業含む)」の表に当てはめて考えると、週5以下の勤務日数でありながら、医師の平均年収の中央値を大きく超え、上位20%以内に分類されます。

フリーランス医師がさらなる収入増を狙うには?

上記の年収だとまだまだ物足りないと感じる医師が取るべき方法はいくつかあります。

収入を上げるために取れる手段としては、

  • 非常勤アルバイトの単価を上げる
  • 土日も定期非常勤バイトで働く
  • 当直業務を入れる
  • スポットバイトをたまに追加する
  • 医業以外の稼ぐ道を模索する

という感じになるのではないでしょうか。

非常勤アルバイトの単価を上げる

これは働く日数を増やしたくない場合に有用な手段となります。

例えば医師転職サイトを使用して非常勤のアルバイトを探す場合、エージェントに対して日給の希望条件を伝えておくことにより、ある程度求人案件を絞って紹介してくれることとなるでしょう。

医師転職サイトを眺めていると、10万円以上の求人も科によっては以外と落ちていますのでしっかり探してみましょう。

また、勤務が忙しい医療機関などで勤務している場合は、歩合制やインセンティブ制の交渉をしてみるのも悪くありません。

インセンティブ制は、いわゆる目標を達成することでもらえる報酬制度であり、例えば「内視鏡5件以上は+○○円」などというものがこれに該当します。

一方で歩合制は、「1件ごとに○○円」を支給などと決められているようなもので、例えば「救急車受け入れ××円、入院一件△△円」などというものがこれに該当します。

これらの契約は、フリーランスの給与の限界の壁を越えるためには必要不可欠になります。

土日も定期非常勤バイトで働く

今回は土日は働かないものとして簡単に計算をさせていただきましたが、別に制限をかけなければならない決まりはありません。

俺は今までバリバリやってきたからできるぜ!って医師の方は、勤務を敷き詰めることによりさらに年収を上げることが可能になります。

例えばカレンダーを見たところ、2020年度の土曜日(年末年始・春分の日を除く)は合計50日になります。

この50日間に対して日給8万円で働くならば+400万円の収入増となり、日給10万円ならば+500万円の収入増になります。

これが一番大きく影響するところではあるので、暇すぎて困っちゃうなんて人は考えて見ても良いのではないでしょうか?

当直業務を入れる

日中働きたくない医師の皆さんは、夜働くことを考えて見てはいかがでしょうか?

え?なんでフリーランスになったのに夜も寝ずに働かなければならないのか?

当直業務に関しては精神的・肉体的な負担も多く、常勤時代に嫌な思いをした医師も多いかとは思います。

しかしフリーランスの医師になった場合は、常勤先から強制的に当直が当てられるわけではないので自分で当直バイトを探すことができます。ので、内容を選ぶことができます。

療養病院などでの寝当直などは時間も比較的自由に使え、なおかつお金も稼げるので、ちょっとしたお小遣い稼ぎに入れてみるのも悪くはないのかもしれませんね。

スポットバイトをたまに追加する

土日の休日にあらかじめ非常勤を仕込んでしまうと、いあざ休みたいと思った時に休むことができなくなってしまう場合があります。

それを防ぐために、あとで仕事を足したいと思った時に入れる仕事を、定期非常勤ではなくスポットでのアルバイトだけにしておくという手法は有用です。

スポットでのアルバイトの場合、仕事の契約を入れなければ勝手にそこは仕事になります。

予定がなさそうな夜や週末のみしてくをあらかじめ入れておくことができれば、自分の暇とお金を両立できるのではないでしょうか。

医業以外の稼ぐ道を模索する

医師の中には医業以外で収入を得ている人が結構います。

例えば株や為替などで儲けている人、不動産などを取り扱っている人、執筆などでお金を稼ぐ人、別の事業を持っている人などなどがこれに該当します。

医業以外の収入があるというのは実はフリーランスにとっては重要で、個人事業や法人化などをすることにより、お金のやりくりでうまくやりやすくなることが多いのです。

フリーランスの年収を医師の年収アンケートから考えるまとめ

フリーランス医師の年収を医師の年収に対するアンケートから考えてみました。

非常勤勤務のみで構成されるという特性を持つフリーランスの医師は、一般的な勤務医よりも高い年収を稼ぐことができる可能性があります。

転職を考える医師は、フリーランスとしての勤務というのも一度頭に置いてみてはいかがでしょうか!

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スポットバイトを探したい場合

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