
医師の転職は、条件面だけを基準に判断すると、後悔につながりやすい選択になりがちです。
勤務内容や人間関係、将来のキャリア設計を十分に確認しないまま転職し、「こんなはずではなかった」と感じるケースは決して珍しくありません。
本記事では、医師の転職に関する失敗体験談アンケートをもとに、見落とされやすい判断ポイントと、転職前に押さえておくべき注意点・回避策を整理して解説します。
これから転職を検討する医師が、同じ失敗を避けるための判断材料として活用してください。
フリーランス整形外科医としての転職経験をもとに、医師転職、非常勤勤務、スポット求人など、医師キャリア領域に関する情報を発信しています。
医師の退局・退職サポート実績は延べ1000件以上以上あり、医師転職やバイトに関して、m3.com、MedPeer、AERAなど様々なメディアで連載、掲載経験もあります。
この記事でわかること
- 医師の転職で起こりがちな失敗パターンと、その具体例
- 実際の失敗体験談アンケートから見えてきた、後悔につながりやすい判断ポイント
- 条件面だけで転職先を選んだ場合に生じやすいリスク
- 勤務内容・人間関係・将来のキャリア設計で見落とされやすい注意点
- 転職後に「こんなはずではなかった」と感じる医師に共通する特徴
- 医師が転職前に必ず確認しておきたいチェックポイント
- 転職の失敗を避けるために、事前にできる具体的な回避策
転職した医師が失敗した内容と傾向(失敗パターン一覧)
実際に転職に関する失敗は非常に多く、僕も「仕事についてみたはいいものの、思っていた感じと違って失敗した!」と思った経験は幾度もあります。
実際に転職した医師が失敗した内容については、以下になります。
| 順位 | 失敗内容 | 割合 |
|---|---|---|
| 1位 | 事前に聞いていた内容と転職後のギャップ | 30.2% |
| 2位 | 条件の確認・交渉に関して | 22.6% |
| 3位 | 医師転職サイトの利用に関して | 17.0% |
| 4位 | その他 | 20.8% |
| 5位 | 退職に関して | 9.4% |
引用:https://www.dr-10.com/lab/stories-of-failure-about-doctors-job-change/
では具体的にはどのような失敗をしてしまったのでしょうか?
それでは中身を順に軽く見てみましょう。
転職活動中の失敗の原因と対策
事前情報と転職後のギャップによる失敗
- 労働環境が思っていたものと違った。
- 患者層が思っていたものと違った。
- 経営陣が色々無茶苦茶であった。
- 医師同士の人間関係が悪かった。
聞いていない現場の現実と回避の方法
これらに関しては、基本的に医師転職サイトから情報をしっかり収集すること、面接の時にしっかり施設見学することなどにより、ある程度は回避可能な内容となります。
医師転職会社から紹介された案件はしっかりと吟味し、質問をしっかりして情報収拾をするのが基本です。
そしてひとまず情報を持ち帰って、ほかの医師転職会社に相談してみることにより、情報が妥当なのかどうかを検討するのが良いでしょう。
相談するだけなら無料ですからね!
条件確認・交渉不足が招く失敗と防ぎ方
- 要望が通らなかった。
- 契約して働き始めたら、以前に聞いた話と内容が違った。
- 突然契約の変更を迫られた。
- 口約束で騙された。
契約書確認・交渉前に必ず押さえるべきポイント
これに関しては絶対に必要なのは、契約をするときにしっかりと雇用契約書を作成するということにつきます。
口約束でも契約を結ぶことは法的には可能なのですが、あとで言った言わないのトラブルにもなりやすく、極めて望ましくないのはもはや常識なのです。
しかし医師は今までにしっかりと雇用契約書を作成せずに外勤バイトなどに行ってたりなどしている場合もあり、警戒心があまりない方が多いです。
僕自身もそうですし、周りの医師の中にも雇用契約書を作成しないことにより多大な不利益を被ったという方を何度も目にしています。
転職は医療機関との契約となり、あまりに内容が雇用契約書と違う場合は速やかな退職も可能です。
必ず作成しましょう!
医師転職サイトの利用による失敗と正しい活用法
- 動いてくれない医師転職会社に任せてしまった。
- サイトを眺めているだけで動かず、時間を浪費した。
- 採用決定後にその医療機関の悪い情報を出された。
- 医師転職会社の得手・不得手を理解するのに時間がかかった。
- とんでもない条件のクリニックと契約させられそうになった。
複数エージェント活用によるミスマッチ回避
こちらに関しても、医師転職サイトに複数登録し、比較検討することにより、早い段階で対処することが可能になります。
エージェント同士を競わせることにより、案件をいち早くゲットでき、得た案件の情報を他エージェントに相談することにより医療機関の情報をより多く得ることができます。
得手・不得手は初めからわかる場合は少ないので、複数エージェントをつけることにより数でカバーし、厳選していく戦法です。
合わないエージェント、作業が遅いエージェントなどは、医師転職サイトに連絡を取って変更をしてもらうことも可能ですし、関係を切ってしまっても最悪構いません。
退職手続きでのつまずきと対処法
- 退職希望を認めてくれなかった
- 退職のタイミングを自分の意図より先に伸ばされた
- その地域で働けないようにするなど圧力をかけられた
- 患者の引き継ぎでトラブルになった
トラブル回避のための退職プロセスと注意点
退職に関しては法律が関与するところが多くなってきますので、適切に対処をすれば大体何とかなります。
基本的には話し合いには全て録音するくらいの意気込みでいきましょう。
録音に関しては、相手側に録音する旨を伝えずに録音する「秘密録音」でも問題ありません。
秘密録音は違法なんじゃないの?とか、無効なんじゃないの?と思われがちですが、最高裁判例においては「秘密録音は違法ではない」とされており、反社会的な行為を用いない限りは、秘密録音は裁判における証拠能力も認められるとされております。
円満退職が理想ですが、あまりに悪質な場合は弁護士をつけて戦うことなどを視野に入れたほうが良いでしょう。
退職に関する弁護士への相談は、高額な報酬を要求してくる弁護士などもいますので、まずは無料相談などの敷居が低いところから行ってみてはいかがでしょうか。
それだけで解決する場合も少なくありません。
その他の失敗例と注意ポイント
- 知り合いに誘われ、断るのに苦労した
- 二択で選んだ病院より、もう一方の方がよかったと気づいた
- 面接で気さくに行きすぎて落とされた
- 転職先が決まらなく不安になって焦ってしまった
- うまく転職できずに不本意なバイト生活を1ヶ月やることになった
その他の考察
調子に乗らず、よく考えて行動しましょうね(白目
筆者もこの手の失敗をしたことはあります笑
医師転職の失敗を避けるためのまとめと成功のコツ
転職は医師が豊富な経験を持つ場合が少なく、失敗することも多いです。
しかし情報をしっかり収集し、転職の経験が豊富な医師転職サイトのコンサルタントをしっかり味方につけることにより、失敗する確率を減らすことはできます。
常勤医として転職したい場合
| 順位 | 医師転職サイト名 | 公式サイト |
|---|---|---|
| 1位 | マイナビDOCTOR | ▶ 公式 |
| 2位 | エムスリーキャリア | ▶ 公式 |
| 3位 | 民間医局 | ▶ 公式 |
| 4位 | RSG Doctor Agent | ▶ 公式 |
| 5位 | リクルートドクターズキャリア | ▶ 公式 |
| 6位 | 医師転職ドットコム | ▶ 公式 |
| 7位 | ドクターキャスト | ▶ 公式 |
非常勤医としての仕事を探したい場合
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|---|---|---|
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| 2位 | エムスリーキャリア | ▶ 公式 |
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| 7位 | RSG Doctor Agent | ▶ 公式 |
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