医師転職サイトというものは数も非常に多く玉石混交で、どこに登録すればいいかなかなか初めはわかりませんよね。
特に常勤、非常勤、スポットなどで使い分けをした方が実は得策であるというのは、あまり知られていません。
今回は医師が常勤で転職する場合の留意点と、おすすめ転職サイトを書かせていただこうと思います!
- 医師の転職とはなんなのか?
- なぜ医師は転職を考えるのか?
- 医師の転職の種類について考える
- 常勤として転職するため、医局・病院を辞める
- 常勤医として新しく仕事を探す方法は?
- 常勤を探す上でおすすめの医師転職サイトはこれ!
- 常勤で転職を考える医師へ!考え方とおすすめサイトのまとめ
医師の転職とはなんなのか?
医師の転職はキャリアの変更がメイン
ここのブログを真剣に読んでいるのは大体が医師だと思いますが、皆さんは今までに転職というものをしたことがありますか?
そもそも医師の転職と一言にまとめましたが、一体どういうことでしょうか?
転職ときくと、「え!いきなり医者からパティシエになるとか、不動産会社に勤務するとかそういうこと?」って思う人もいるかもしれませんが、全く違います。
今回扱う転職というものは「医師としての自分のキャリアを変更する」と言う意味での転職になります。
少し例を出すと
- 医局に所属して働いていたが、市中病院へ転職
- 市中病院で勤務医として働いていたが、雇われ院長として入職
- クリニックで非常勤バイトだけ勤務していたが、市中病院常勤に
なんてものは、いわゆる転職として扱われます。
医師の世界で転職はよくあること
実は医師の世界では転職というのは全く難しいことではなく、むしろ日常的によく見られるます。
事実、メディウェル社が実施した調査を見てみると、
回答した531名の医師のうち、転職経験者は378名と71.2%を占めており、転職経験が複数回の医師も45.6%と半数近くを占めました。
引用:https://www.dr-10.com/lab/questionnaire-on-doctors-job-change/
10人いると7人以上の医師は自ら転職をしたことがあるという結果を見てどう思いますか?
めちゃくちゃ多いと思いますよね。
医局の人事に延々と乗って生活をしなければならない訳ではないので、自分の人生において今の生活が「何か違うな」と感じれば、とりあえず転職をしてみればいいのです。
なぜ医師は転職を考えるのか?
医師が転職を考える具体的な理由
医師という職業はその仕事の特性上、あまり愚痴などをいうべきではないと世間的に考えられがちではありますが、
- 現在の職場で働いていて、待遇に不満を感じている
- 自分の将来が見えないため、このまま勤務するのは不安
- 家庭のためにもう少し時間がほしい
- 今より自分がやりたい内容の医療を行っている病院へ移りたい
などなど不安や不満なんかが出てくることはありますよね。
だって医師だって人間だもん!!!
そんな不満や不満がある現状を、ストレートに解決してくれるのが転職というものになります。
今後は医師もQOMLを考える時代に
いわゆる若手と呼ばれる専攻医時代などに色々な場所で勤務させられ、「早く上の学年になって引っ越しとかしなくていい生活をしたい...」なんて考えたことある医師も少なくないのではないでしょうか?
しかしようやく専門医を取得すると中堅前後になってくると、年齢的にも体力があり知識もある程度補償されているという医師になることができます。
そうなると今度は、労働にも耐久性があり、知識もあるという極めて使い勝手のいい存在となり、どんどん酷使され始めます 笑
しかしそのような段階で医局や病院に振り回されてしまうと、なかなか自分の思ったような人生を送ることができなくのではないかと考える医師が近年増えてきました。
そのため専門医前後の学年の退局・転職というのはここ最近じわじわと増えてきている印象にあります。
自分の人生は、まず自分のためにあるということをしっかり覚えておきましょう。
医師の転職の種類について考える
医師の転職でのメインは4種類
今の仕事を辞めて、医師として違う勤務形態を選ぶ場合の選択肢は、大きく分けて
の4つになるのではないでしょうか。
ただし今回は芸能活動をする、他の仕事と兼業するなど、誰でもできるものではないものは除外して考えてます。
一般的な医師ができる働き方の選択肢というのは、意外と少ないのかもしれませんね。
それぞれに特徴があるので、よく考えて進路を決定すべきでしょう。
安定を選ぶなら常勤医としての転職を
この4種類の勤務形態のなかで考えてみてリスクが一番少ないのは、やはり常勤医としての転職ではないでしょうか?
確かにリスクを背負えば背負うほど収入も大きくなるかもしれませんが、同時に心労なども大きくなっていく可能性はあります。
人に雇われる立場というのは、まあやっぱり楽です笑
下記の関連記事では常勤での働き方を最大限に生かして、ラクに生きる方法の一例を提示しています。
自分にあったものを選んでいきましょう!
常勤として転職するため、医局・病院を辞める
医局や病院を辞めるのは大変?
職場を辞めるという行為には、それはもう多大なストレスがふりかかってくると思われがちですが、そんなことはありません。
実際に僕が辞めた時のことを考えてみても、退局に関する教授との面談は約5分で円満退職フィニッシュだったので、正直そこまでストレスがかかった記憶もないのです。
また、辞めた後の生活もなにも問題なく暮らせていますので、意外とハードルは低いのではないかと考えてはいます。
ただトラブルがゼロかと言われるとそんなこともないので、ある程度事前の対策を考えて挑んだ方が良いでしょう。
病院や医局を辞めるために医師が事前にできること
実際にいきなり準備なしに辞めるとなると急に敷居が少しだけ高くなります。
最低限考えることは退職時のこと、仕事探しについてでしょう。
医局や病院を辞める完全マニュアル!時期や辞める理由など考察・解説! の記事では仕事を辞める際に必要なことを全て凝縮して書いていますので、仕事を辞めたいと考える医師にはできれば目を通していただきたいです。
おすすめなのはまず転職サイトに登録して、エージェントに相談してみるということです。
医師転職サイトのエージェントは医師の転職を何十、何百とともにくぐり抜けています。
そのため転職に必ず伴う「退職」に関しても非常に詳しく、サポートすることも多いため、的確なアドバイスをしてくれることでしょう。
餅は餅屋、転職のことは転職のプロにお願いしよう!
常勤医として新しく仕事を探す方法は?
医師が常勤の仕事を探す方法はツテと医師転職サイト
常勤として働きたい!と思って仕事を辞めると決めた後、一体どうするべきでしょうか?
そう、仕事を探すというのがもう一つの大切なファクターとなりますね。
医師が次の仕事を探す手段としてメインとなるのは
- 自分の知り合いのツテを使う
- 医師転職サイトを利用する
という2パターンが主戦力となることでしょう。
もちろん他の手法もたくさんあるので余力があれば、試してみるのも良いでしょう!
ツテと医師転職サイトのどちらが転職で有利か
ではツテでの転職活動と、医師転職サイトを利用しての転職活動の2つ農地、どちらを選択するのが良いのでしょうか?
結論を先に述べてしまうと、この2種類の仕事の探し方に関しては、どちらが優れているといったものはありません。
基本的にはどちらかの手法を選ぶというわけではなく必ず併用するというのがポイントです。
どちらのやり方もメリットもデメリットもあるので、お互いを補うように利用していきましょう。
常勤を探す上でおすすめの医師転職サイトはこれ!
医師転職サイトにも様々な数があり、どこがどのような特色があるなどをいちいち公式サイトを見ながら比較するのは正直めんどくさいと思います。
僕はフリーランス医師として数年間、医師転職サイトやエージェントと絡んでいますが、非常勤だけ求人をみているわけではなく、常勤についても同時に探してはいます。
なので今回はおすすめ会社と、その特徴をまとめさせていただこうと思います!
どの会社にも言えることではありますが、1社で完璧な情報を得ることは難しいので、絶対に複数登録をお勧めしています
常勤を探すための医師転職サイトランキング
が上から順におすすめになります!
それでは順に見ていきましょう。
各医師転職サイトについての特徴一覧
1. マイナビDOCTOR
マイナビDOCTORは、「マイナビ」「マイナビ転職」でおなじみの株式会社マイナビが運営する医師ための転職支援サービスです。
圧倒的な強みとしては、他社と比較して
- 全国の常勤求人案件を多く扱っている
- 東京、神奈川、埼玉、千葉など関東エリアに特に強い
- 産業医などの企業求人も充実している
というものが挙げられます。
僕は関東圏の人間なので、こちらのエージェントにも相談に乗っていただきましたが、情報が豊富な印象を受けました。
求人数は業界最大クラスとなります。
職業紹介優良事業者にも認定されているので安心して頼むことができますね!
【関連記事】マイナビDOCTORは登録すべきか?口コミと評判を調べてみた
2. 民間医局
20年以上医師キャリアコンサルティングを行なっている業界のパイオニア!
医学生向けに開催している研修先マッチングイベント「レジナビフェア」や、医師向け専門誌「ドクターズマガジン」は全国の病院、ドクターに購読されており、皆さんもご存知でしょう。
全国に16拠点を展開しており、全国各地の好条件&非公開案件が豊富です
また、常勤・非常勤でも安心して任せておけます。
民間医局では、個人でも団体割引料金で加入できる「医師賠償責任保険」も提供しています。
4. リクルートドクターズキャリア
リクルートドクターズキャリア は公開求人情報と非公開求人情報それぞれ合わせて、およそ20,000件弱の求人情報を揃えております。
医師の転職に関して、非常に強い味方となってくれること間違いなしですよね。
リクルートドクターズキャリアは40年以上も医師専門の転職・バイト求人サイトを運営しております。
親会社であるリクルートグループは他業種に関しても転職事業を展開しており、その知名度は抜群です。
そのため、転職に関する知識や実績、ノウハウも非常に豊富です。
またエージェントも必ず専任がつき、親身にサポートしてくれるため仕事を探すのが非常に円滑です。
【関連記事】
リクルートドクターズキャリアは登録すべきか?口コミと評判を調べてみた
5. 医師転職ドットコム
全国47都道府県(札幌、東京、名古屋、大阪、広島、福岡)に拠点を持つメディウェルは医師のみならず、薬剤師などの転職のプロです!
常勤としての転職や定期非常勤バイト探しには医師転職ドットコム、スポットバイト探しでは医師バイトドットコムが非常に力になってくれます!
業界トップクラスの求人案件数を誇り、非公開案件の数もめちゃくちゃ多いです!
登録すると、必要なキャリアカウンセリング、希望に合った求人情報の提供、日程調整や交渉の代行まで、経験豊富なエージェントがサポートしてくれます。
安心、信頼してお任せすることができると考えます!
じっくり仕事を探すことにも長けてますので、しっかりエージェントと相談することができます!
【関連記事】医師転職ドットコムは登録すべきか?口コミと評判を調べてみた
6. ドクターキャスト
ドクターキャストは本社が大阪となっており、医師転職会社の中では珍しい存在となっています。
ドクターキャストは全国の求人にもちろん強いのですが、特に地方の医師転職に力を入れているという印象です。
そのため過疎地、離島の病院・クリニック、中小規模の病院の医師の転職支援も比較的得意としています。
また、女性医師歓迎の医師求人に関しては年収が高い求人が目立つので、女性で年収をアップさせたい人には特にいいのではないでしょうか。
中堅クラスの転職支援サービスですが、キャリアコンサルタントのきめ細かいサポートには定評があります。
常勤で転職を考える医師へ!考え方とおすすめサイトのまとめ
今回は常勤で転職を希望する場合の考え方や、オススメの医師転職サイトについて簡単に解説しました。
とりあえず働いている上で何か悩みがあったり、転職について少しでも悩んでいる場合、まずは医師転職サイトに登録して求人を見ながらエージェントに相談するだけでもかなり視野は広がります!
また転職では多くの情報を手にしてまとめ上げ、いち早くいい案件を掴んだものが勝利します。
必ず複数のサイトに登録して、エージェントをフル活用して転職先を探すようにしましょう!!
成功を祈っております!